専門学校で交付してもらえる在学証明書について

専門学校では必要に応じて様々な手続きをすることで、それに応じた書類を有料または無料で作成してもらうことができます。特に専門学校は学業の傍らで何らかの仕事やアルバイトをしている人も少なくないため、そのような状況に対応した書類の交付も行っているのです。

今回は、その中の一つとして知られる在学証明書について解説します。

在学証明書とは

在学証明書とは、その学校に本人が在籍しているということを証明するための書類です。そのため何らかの理由でその学校に在籍している証明を求められた場合は、学生手帳以上に効力を持っているとされています。一般的には通っている学校の学生課に証明書の作成と交付を依頼することで交付してもらえるようになっていて、多くの学校では有料とされています。

基本的に高校や大学、短大などで利用することができるものであり、専門学校でも例外ではありません。学生課も希望してきた学生に対して交付を拒否することはできないので、その学校に在籍している限りは自由に交付してもらうことが可能です。

在学証明書の交付までにかかる時間は学校によって異なっており、即日または当日中に交付できる場合もあれば数週間かかる場合もあります。そのため在学証明書が必要だとわかった場合は、早急に学生課に依頼することが大切です。

さらに費用に関してもどの程度かかってくるのかは学校によって異なっているため、事前にどの程度の費用が掛かってくるのかも調べておく必要があります。

専門学校で在学証明書が交付してもらえる条件とは

専門学校で在学証明書を交付してもらうためには条件があり、大前提として挙げられているのが交付してもらう予定の専門学校に在籍していることです。

これは専門学校だけではなくほかの学校でも同様ですが、在籍していない学校の在学証明書を交付してもらうことはできません。在籍しているかどうかの証明としては学生番号や学生手帳を提示する方法がありますが、ここで不正を働いたとしても学生課の方で学生番号と名前が一致するかどうか確認されるので一致しなかった場合は当然交付してもらえないのです。

それ以外には交付してもらうための条件は必要ないので、いつでも学生課に依頼すれば交付してもらうことができます。ちなみに専門学校に入学する前だった場合は、入学することが確定している人であれば学生課に依頼することで交付してもらうことが可能です。

その場合は学生課から届けられた書類に必要事項を記入して送付するだけでいいので、本人であることはその書類が送付された時点で証明されるという形になります。またすでに卒業している場合は卒業証明書の交付は可能ですが、在籍はしていないので在学証明書の交付はできません。

専門学校の在学証明書が必要なケースについて

ここで気になってくるのが、専門学校の在学証明書がどのような時に必要となってくるのかという点ですよね。例えば専門学校に入学する前に交付してもらう人の場合は、奨学金を申請する時や自分の両親が職場に対して扶養確認書類を提出する時に使用するケースです。

奨学金を申請する時には奨学金を利用する専門学校に入学が確定しているのかどうか証明するために在学証明書が必要になるため、入学前に早めに依頼して交付してもらう必要があります。また学生ローンを組む時にも在学証明書を提出することが求められるケースもあるため、奨学金やローンのほかにも専門学校の制度を利用して学費を支払う人は在学証明書を求められることが多いようです。

そして扶養確認書類の提出に関しては、両親が扶養している子供が本当に扶養が必要なのかどうかを証明するために在学証明書の提出が求められる場合があります。

専門学校の多くは2年制ですが学科によっては3年制や4年制もあるので、成人してからも扶養しなければいけないのかどうかを証明する意味でも求められると言います。ほかにもアルバイトなど企業で働いている場合には、勤労学生控除を受ける時に在学証明書が必要だとされています。

勤労学生控除と在学証明書の関係

専門学校に通っている学生の中でアルバイトをはじめとした仕事をしている人にとって、在学証明書が非常に重要となってくるのが勤労学生控除です。

勤労学生控除とは簡単に言えば学生が税金の優遇を受けるための制度であり、学生であることのほかにもアルバイト収入が130万円以下であることや勤労によらない収入が10万円以下であることなどの条件を満たすことで利用できます。

ちなみにこの条件は全てを満たさなければ控除を受けることができないので、一つでも条件から外れる場合は控除は受けられません。この控除を受けることで納税している専門学生はある程度の優遇を受けることができるため、専門学校に通いながら仕事をしている人は利用した方がいいと言われています。

そしてこの勤労学生控除の適用を受ける方法として年末調整と確定申告の2種類があり、いずれの場合も学生であることを証明しなければいけません。その証明をするための書類として利用されているのが在学証明書であり、学生証と一緒に提出することが多いようです。

場合によっては学生証だけでいいとするところもありますが、より確実に学生であることを証明するためには在学証明書の存在が必要不可欠だと言われています。ちなみに確定申告で適用を受ける場合には在学証明書は必ずしも必要ではないものの、身分証明の意味で提出することもあるようです。

専門学生の正式な身分証明の書類として活用

専門学校に通っている学生の多くは、学生証や学生手帳を利用することで自分たちが学生であることを証明していますよね。ただアルバイトなど仕事をしている場合には学生証や学生手帳だけでは身分を証明するには不十分だとされることもありますし、これらの書類は偽造しやすいことから社会的な信用性が低いと判断されてしまう可能性もあります。

そのためより確実に専門学校に通っている学生であることを証明するために用意されているのが、在学証明書です。こちらを利用することで正式な書類として公式に提出することができますし、学生証などと比較すると偽造されにくいことから安全性や確実性の高さから提出を求める企業も少なくありません。

基本的にアルバイトなどの仕事をしていない人や奨学金を利用していない人は交付してもらうケースは少ないですが、存在を知っておくことでスムーズに学生課に手続きを申請することができます。このため専門学校に通っている人は、在学証明書の存在とその必要性を理解しておくことがおすすめだとされています。